
今回は、先日実施したバングラデシュ・ダッカ大学での国際防犯プロジェクトの報告を兼ねて、香川大学の学生を対象とした防犯・セキュリティに関する特別講義(講演)を実施いたしましたので、その様子をご報告いたします。
今回の講義では、単なる海外活動の紹介にとどまらず、私たちが専門とする防犯設計やICTを活用したアプローチの意義を、未来を担う学生たちに向けてお伝えしてまいりました。
香川大学での講義・講演のポイント
大学というアカデミックな場での講演ということもあり、実際の海外フィールドワークの具体例を交えながら、理論と実践を結びつけた内容で構成いたしました。

犯罪機会論に基づく環境犯罪学の視点
犯人のパーソナリティに依存するのではなく、「どのような場所が犯罪を引き起こしやすいか」という空間的アプローチ(見えにくく、入りやすい場所)について解説いたしました。
防犯の本質が環境のデザインや事前の対策にあることを論理的に紐解いています。
ICTを活用した最新の防犯アプローチ
開発に携わっている防犯アプリ『見守ってミイマイ』を題材に、テクノロジーが地域やキャンパスの安全管理にどのように貢献できるかを実例ベースで紹介いたしました。
グローバルな防犯プロジェクトの展開
ダッカ大学での現地学生を巻き込んだ防犯ボランティア団体の立ち上げや、学生たちが主体的にキャンパスの危険度をチェックしたフィールドワークの成果を共有いたしました。
国境を越えた実践知を伝えております。
講義の中では、学生たちが熱心にメモを取り、クイズ形式の問いかけに対しても真剣に向き合うなど、高い関心を持って迎え入れていただきました。

専門的な知見を次世代へ還元する意義
私たちは、防犯設計や犯罪機会論に基づくセキュリティコンサルティングを専門としておりますが、こうした現場の知見やグローバルなプロジェクトの成果を、大学という教育現場でしっかりと講演・還元させていただくことも重要な使命の一つと考えています。
理論に裏打ちされた本格的な防犯アプローチを次世代へ伝え、防犯意識の向上を図ることは、社会全体で「犯罪が起きにくい環境」を構築する基盤となります。
今後も、こうした大学での講義や外部発信を通じて、専門的なセキュリティの知見を広く社会に還元し、安心・安全な地域・社会づくりに貢献してまいります。
講演や講義のご依頼、防犯に関するご相談などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。